京都大学高専会
体験記(ユースケ)

ハンドルネーム

ユースケ

編入学年度

令和7年度

京都大学での学科・コース

地球工学科

出身高専・学科

明石高専 都市システム工学科

高専時代の順位

他大学の受験状況

編入の勉強を始めた時期と勉強時間

私は3年生頃から毎年全国高専デザインコンペティション(以下、デザコン)に出場しており、4年生の時にも同級生と共に参加することになっていたので11月12日の舞鶴大会が終わってからの受験勉強でした。橋梁が大好きなのでこれは受験より優先させました。このとき、TOEICが600点もなく、TOEFLも受けたことがなかったので英語からスタートしました。もっと早くからやっておくべきだった...

性格的に勉強時間で満足してしまうことが見えていたので、合計時間は測ってませんし分かりません。勉強を全くやらない日もあったので下記の勉強時間は信用しないでください。また、あくまで個人の見解の部分が多くあるので留意してください。

1~3年生:部活やデザコン、その他コンテストに打ち込んでいたので勉強時間は課題、レポート以外でほぼ0です。しかし、小中学生の頃から「講義はクラスの中の誰よりも集中して聞くぞ」という意識を持っていたので決して悪くはない成績でした。試験期間のみ友達とがっつり勉強してました(平日5時間、休日10時間)。

4年生前期:デザコンへの参加はもちろん、夏休みに学校の友人2人とインターンでブラジルへ行くという話になっていたので内心「これ時間足りるか?」と思いつつ、やらずに後悔するよりやって後悔したかったため、やはり勉強時間はほぼ0。強いて言うなら数学は徹底研究をダラダラやって、TOEFL用の英語リーディング、リスニングを伸ばしていました。正直、単語力も全然なく、長文も読み慣れていなかったため進捗はカタツムリでした。このとき、7月23日にTOEICを受けて745点(R:355,L:390)だった。少しだけ頑張った。(TOEIC2週間前から平日4時間、休日0時間)

4年生後期:日本へ帰国して、デザコン(11月12日)も一段落付いたところでようやくスイッチが...というわけでもなかったです。周りの友人たちがTOEICで800点を超えだして、何を思ったのか12月にTOEICをもう一度受けました。家庭の事情やバイト諸々あってやる気は一向に出ず、12月10日受験分は変わらず745点。そこからやっと本格的に焦り始めて3月24日のTOEFLに向けて勉強し始めました。TOEFLの出題形式はなんとなく理解していたので覚悟はしていたものの、本高専では自分以外で誰もTOEFLを使って受験する方はおらず、孤独な挑戦でした。東大受験をする友人は英語が試験科目なのでその子と同じ空間で勉強し、教え合ったりしてました。また、学生に親身に寄り添ってくれることで有名なK先生(下級生の英語担当)が勉強用の教材を沢山持っておられたので、アドバイスを貰いつつ応援してもらいました。他の授業でもめちゃめちゃお世話になったので、この方の恩に報いるという一心で頑張れました。60点をノルマ、70点を目標に挑みました。

結果は51(R:14,L:6,S:14,W:17)でライティングが思ったよりできた反面、リスニングが終わっていたのでここからリスニング中心の時間配分に切り替えました。理由はいくつかありますがHome Editionだけはやめましょう。(平日4~6時間、休日10時間)

5年前期(4月~5月):前述のとおり、TOEFLが奮わなかったので再挑戦。5月18日の受験に向けて学校、地元の無料の自習室でがっつり勉強しました。TOEICと違って1問1問がめちゃめちゃ重く、面白くない分野(外国の歴史や文明についてなど)はとことん面白くないので苦痛でしかありませんでした。不安でどうにかなりそうでした。

結果は57(R:15,L:14,S:13,W:15)でリスニングは上がりましたがノルマには届かず。内心終わったと思いつつ、さすがにもう一回は時間的にも経済的にもキツかったので英語をここで切り上げ、数学の復習に取り組みました。(平日4~6時間、休日10時間)

5年前期(6月):大学への出願が始まり、数学を早々に切り上げて(6月第1週目くらい)物理と化学をやりこみました。物理はまだしも、化学に関しては知識0だったので、高校範囲(理論化学、有機化学)を一旦網羅しました。物理は力学のみやってました。(平日6時間、休日10時間)

5年前期(7月):既習の復習を終え、物理は電磁気、化学はマクマリーや物理化学に手を出しました。幸い、理解するのにそれほど時間はかからなかったので8月1,2日の名古屋大学に向けて過去問もやりました。教材や過去問に関しては、部活で敬愛するF先輩がご自身で使っていた教材や過去問(名古屋や東北、北海道など)の解答を貰い、勉強しました。(平日6時間、休日10時間)

5年前期(8月):名古屋の受験を終え、8月17,18日の大阪大学へ向けて数学(複素関数論、統計)、専門科目を詰め込みました。時期的に、8月後半まで結果がでないので、ここが一番精神的に辛い時期でした。そこからは京都対策で過去問しかやりませんでした。しかし、改めてざっと見通して物理と化学が難問ばかりなので半分運だなと思いつつ、基礎を改めてさらいました(過去問の解答もなかったし)。(平日6時間、休日6時間)

一般科目の勉強

英語

TOEIC

4年生の新学期キャンペーンのときにabceedに加入し、金フレや超特急シリーズをめちゃめちゃやってました。また、TOEFLを意識してアプリ内のニュースを1日1つは読むようにしていました。英語は単語、文法が基盤なのでこの2つが足りてない場合、長文読解は無に等しいと最近になって気付きました。誰が言ってんねんという感じですが、英語は学ぶ順序と勉強量が重要です。

TOEFL

TOEFLはそもそも問題文が読めなかったので単語と熟語をはじめにありえないくらいやりこみました。恐らくもっと早い段階(高専1,2年あたり)から対策を始めるべきです。参考書は古い物しかないのである程度単語力がついてきたら公式サイトの教材(Web上の)を買ってやるべきでしょうね。ライティングのスペルミスや添削はDeepLやChat GPT君にやってもらってました。また、音楽を聴きながら勉強する派なので特に意味はないですが、聴く音楽を洋楽に縛ってました。

数学

名古屋大学と京都大学の出題範囲が大体被っているので、名古屋まで(8月1,2日)以下の参考書をやりました。

大阪大学まで(8月17,18日)は以下の参考書に取り組みました。東大に受かったH君にオススメの参考書を貸してもらい、一緒に阪大に受かったT君にサポートしてもらいながら2週間ほど詰め込みました。周りに比べて合格が一つもなかったので、ここが一番辛かった…。

京都大学まで(8月27,28日)は参考書というよりも過去問メインでやってました。5年分くらいです。

物理

力学の範囲までは、基本的な考え方や解法を知っていたので復習メインで勉強しましたが、電磁気の範囲はからっきしでしたので、がっつり時間を割いて勉強しました。数学と同じく、名古屋大学と京都大学の出題範囲が大体被っているので、名古屋まで(8月1,2日)は以下の参考書をやって、京都までは過去問を解きました。公式などは、全て微積で導出まで理解した上で問題に取りかかっていました。

化学

どの大学も傾向的に無機化学は出ず、有機化学と理論化学、物理化学が頻出だったので面白いと思った有機化学と物理化学を中心として勉強しました。暗記系の科目なので移動時間など空き時間に化学のグルメを主に使いました。試験科目の都合上、名古屋が終わってから大阪までの間はちゃんとやってません。

以下、使用した参考書等

専門科目の勉強

面接対策という意味では、土木に関するニュースやテレビの特集などに敏感でした。明石高専の教授方にも何が出そうか、最近は何が流行っているかなど少し話を伺いました。

専門の勉強に関しては、京都に向けては意識的にやっていないので大阪対策でやってた参考書を紹介します

お薦めの参考書

TOEFLの点数

57(R:15,L:14,S:13,W:15)

編入試験の出来

一般科目

手応えがなさ過ぎて適当です。

面接(口頭試問)

形式

コーラさんとほぼ一緒の内容ですのでそちらの体験記を見た方が分かりやすいです。例年、各専門分野の先生方が大体一人ずつ計8人ほどで行われるという噂を聞いていたので、面接官の少なさ(教授:4名、案内係:1名)と口頭試問の内容(数学、物理、化学)で驚愕しました。

聞かれたこと

先述のとおり、コーラさん体験記を参考にしてください。志望動機を軽く聞かれた後、割とすぐに口頭試問に入りました。

数学:コーラさんほど的確に答えられていないです。他学生より勝っている部分は複素関数論への理解だと思ったので、テイラー展開についてはローラン展開の知識も交えつつ回答しました。他は根拠を持って予想しながら回答しました。

物理:回転運動の話でした。問題プリントを見ながら黒板に書いていく形式だったので、塾バイトでの経験を活かして解説しながら解きました。

化学:空気の話は全く分かりませんでした、あっているかもわからずに回答したはずです。印象は悪かったと思います。トリチウムはそもそもどんなものか知らなかったので松田教授から丁寧に教えていただきました。

口頭試問で印象に残っているやり取りです。

『水理学の成績が良いけど、ベルヌーイの定理って知ってる?』

『はい、知ってます』

『一般的にベルヌーイの定理ってエネルギー保存則だと思う?』

『…定常流・非定常流や回転・非回転を考慮していないので違うのではないでしょうか』

『はいかいいえでお願いします』

『…自分が学んできた範囲ではそうなのですが、わざわざそのように聞かれるということは違うということなのではないでしょうか』

ここで教授たちが笑っていたのが印象的です。自分はこんな感じのやり取りでした。

コメント

諸事情で掲載が遅くなり、申し訳ないです。面接練習はある程度行いましたが、京都大学で聞かれたことは志望動機、志望校くらいです。名古屋大学もそんな感じでしたが、大阪大学はやりたいこと、頑張ったこと、高専での授業など幅広く質問していただけたので受け答えしやすく、練習の成果を出せましたが、京都大学は『これ落とされるな~』と思いながら受けました。今回受験させていただいたいずれの大学も8月にあったので終わった瞬間にどっと疲れがきました。もう受験勉強はやりたくないです。

志望動機

沢山あるので箇条書きにします

受験生へ

『勉強は環境』

自分は周りの先生方や友人たちに受からせて頂きました。お世話になった方々に胸を張って生きられるよう日々精進し、それがモチベーションや自信に繋がった結果が合格だったと思います。課外活動や学校生活で好き勝手やらせてもらえたのは先生方がいたからですし、受験を支えてくれていたのはかけがえのない友人たちです。感謝してもしきれません。

どこで、誰と、どのように机に向かうのかが最も重要だと感じました。受験を経験する中でその最適解を見つけたので、これからの人生でまだまだテストや資格、TOEICなどで勉強する機会はありますが、自信を持って挑んでいけます。ちなみに先述した、毎日一緒に勉強していたH君は東京大学へ、T君は大阪大学へ進学しました。全員第一志望合格です。

最後にですが、京都大学を受験するにあたって名古屋大学と大阪大学を併願するのはやめましょう。普段からの貯金があったため、5月から本気で勉強し始めなんとか合格できましたが、周りが受験や就活を終えていく中で8月終盤になっても合格をもらっていなかったのは私だけでした。はっきり言って地獄です。間違ってもおすすめできません。是非参考にして下さい。

2025年01月15日 by ユースケ