ハンドルネーム
sgyo
編入学年度
平成19年度
京都大学での学科・コース
情報学科 数理工学コース
出身高専・学科
鈴鹿高専 電子情報工学科
高専時代の順位
1~3番
他大学の受験状況
- 名古屋大学:合格
- 豊橋技術科学大学:合格
- 名古屋工業大学:合格
編入の勉強を始めた時期と勉強時間
編入については、4年のはじめごろから意識はしていたのですが、実際に勉強を始めたのは4年の冬休みあたりからでした。冬休みから春休みまでの勉強時間は、平日は2、3時間、休日3~5時間くらいだったと思います。受験勉強を本格的に始めたのは4年終わりの春休みからで、春休み中は学校にきて朝から夜まで1日8時間くらい勉強しました。5年になってからは、空き時間は全て受験勉強にまわしました。
一般科目の勉強
英語
高専生は英語が苦手とされているので、英語の勉強に費した時間は、全教科中最も多かったです。英語は上達に時間がかかるので、毎日何かやっていました。最初は簡単な英文を読みはじめ、徐々に単語や長文、和英などに挑戦していきました。英語に関する問題集等は旺文社シリーズを中心に10冊程購入し勉強しました。
数学
数学は特に問題集や参考書等は買わずに「高専の数学」や過去問だけで勉強しました。どの大学でもそうですが、編入試験では線形代数、微分方程式、確率等がよく出題されるので、それらを中心に勉強しました。
物理
物理もほとんど過去問に頼りました。力学、電磁気を中心に勉強しました。
化学
4年の後期に化学特論という授業があり聴講していたのですが、内容が全く分からず途中であきらめました。名古屋大学、京都大学で化学の試験がありましたが、いずれも0、1割しかできていません。
専門科目の勉強
工業数学
複素関数論に関する教科書を図書館で数冊借りて勉強しました。過去問を解いてみて、分からない問題は高専の先生に教えてもらいました。
工業力学
過去問だけで勉強しました。物理の力学と範囲が似ていたので、工業力学に関する教科書等は使用していません。過去問を解いてみて、分からない問題だけ高専の先生に教えてもらいました。
お薦めの参考書
- 基礎英文問題精講
- 基礎英語長文問題精講
- 基礎和英問題精講ライティング
- 英文標準問題精講
- 英語長文問題精講
- 和英標準問題精講
- データベース4500
- 高専の数学2問題集
- 高専の数学3問題集
上に挙げた本は全て旺文社の本です。
多くの人は単語帳としてDuoを使っているそうですが、僕はこれを使いました。お薦めの参考書として書きましたが、単語帳ならどれを使ってもあまり変わらないと思います。
過去問中心に数学の勉強をしていたので、数学の問題集は買いませんでした。問題集として使ったのは上の2つだけです。
編入試験の出来
一般科目
- 英語:5割
- 数学:5割
- 物理:10割
- 化学:0割
専門科目
- 工業数学:5割
- 工業力学:5割
面接(口頭試問)
聞かれたこと
あまり正確には覚えていませんが・・・
- 試験の出来について
- 化学はなぜ勉強しなかったのか
- 化学が試験に出ることは知っていたのか
- 受験勉強はいつ頃から始めたのか
- 京大に入って何がしたいか
コメント
試験の出来がひどかったので、面接中もかなり落ち込んでいたことを覚えています。まさか受かることはないと思っていましたが受かりました。試験の出来が悪かったからといって、あきらめない方が良いと思います。最後まで気を抜かないようにしましょう。
志望動機
他の大学に比べより高度な研究ができそうだったので京大を受験しました。
受験生へ
まわりが勉強していないと受験勉強する気もあまり起きないと思いますが、4年生の後期あたりから毎日少しずつでも勉強することをお薦めします。