※この情報は平成23年度までに編入される方への情報です。現在の概要はこちらよりご覧頂けます。
編入年次
京都大学工学部の編入学は第3年次です。東京大学のように必ず卒業まで3年かかるといったことはありません。
以前は、単位認定の状況によっては留年もありえましたが、近年では単位認定が少ないことに起因する留年をする可能性はほとんどなくなっています。京大工学部のほとんどの学科にて二重登録が可能ですので、仮に認定が30単位程度でも頑張れば進級可能です。さらに近年では(昔は少なかった建築も含めて)認定単位数が最も少ない例を見ても40単位弱は認定されています。ですから、単位認定が少なすぎて物理的に進級が不可能だという状況は現状ではほとんどありません。もっとも大量の授業を取らなくてはならない為、大変だということは事実ですので、そのせいで単位取得に集中できずに留年ということはありえなくも無いですが。
※ただし、電気電子工学科の質問では「単位認定の状況によっては3年掛かる場合もあります(~平成20年度)」とありますので、確実に2年で卒業できることは保証できません。
編入できる学科
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地球工学科
- 土木工学コース
- 環境工学コース
- 資源工学コース
- 建築学科
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物理工学科
- 機械システム学コース
- 材料科学コース
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エネルギー理工学コース
- エネルギー応用工学サブコース
- 原子核工学サブコース
- 宇宙基礎工学コース
- 電気電子工学科
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情報学科
- 計算機科学コース
- 数理工学コース
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工業化学科
- 創成化学コース
- 工業基礎化学コース
- 化学プロセス工学コース
出願資格
高等専門学校を卒業した者及び卒業見込みの者(短大・大学生は不可)。
高専出身ならばどの学科にも出願できますので、高専の学科から転科することも可能です。実際に転科された方もいらっしゃいます。
試験日程
- 募集要項配布開始
- 出願手続
- 試験日
- 合格発表
6月2日現在取り寄せ可(平成23年度)
7月上旬
8月17日、18日(平成23年度)
9月6日13時(平成23年度)
受験者数と合格者数
学科ごとに合格する基準は異なるようです。近年では、地球工学科、物理工学科、工業化学科は倍率が低く、電気電子工学科、情報学科は倍率が高い傾向にあります。
近年、問題なども変化が激しく、TOEFL等の影響もあるため、なかなか倍率が一定にならない傾向が見られます。
試験科目・試験時間
学科共通の一般科目と、各学科の専門科目及び面接があります。以下、過去の情報をまとめた物です。参考にしてください。
一般科目
- 英語:TOEFLによる評価 ※
- 数学:120分
- 物理・化学:合わせて120分
専門科目
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地球工学科
- 口頭試問(20分~50分程度)
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建築学科
- 構造:120分
- 環境:60分
- 計画:60分
- 製図:120分
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物理工学科
- 筆記:熱力学、流体力学、材料力学、材料基礎学から3科目選択:合わせて120分
- 口頭:力学、電磁気学
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電気電子工学科
- 電気数学、電磁気学、電気回路、電子回路、論理回路、電気電子材料:合わせて180分
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情報学科
- (計算機科学コース)HW、SW:合わせて120分
- (数理工学コース)工業数学、工業力学:合わせて120分
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工業化学科
- 有機化学、物理化学、無機・分析化学、化学プロセス:合わせて180分
面接試験
- 学科ごとに異なる
※TOEFL
TOEFLは英語技能をReading・Listening・Writing・Speakingの4技能、各30点満点の合計120点満点で評価する試験で、試験時間は4時間程です。
平成21年度から英語の筆記試験の代わりに導入されました。平成22年度にスコアが当日持ち込み可能になったものの、平成23年度以降は事前提出のみとなりました。