面接情報
京大は面接は重視していないとは思いますが(地球工学科は口頭試問だから当然重視してます)、受験生は気になると思うので載せておきます。
地球工学科
地球工学科は、専門科目の筆記試験がありません。その代わりに口頭試問の試験があります。一人40~50分くらいで、15問程度の問題が出されます。
内訳は構造力学5問、水理学5問、土質力学5問です。平成15年度は、土質力学が難しかったそうです。合格者の話では、うち13問は完璧に答えられたとか。残りの2問は、もめたがそれでも答えられたらしく、やはり教科によっては満点を取っているのでしょう。
聞かれた内容(平成15年度)
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構造力学
- 力モーメントと曲げモーメントとはそれぞれ何か?
- 応力とひずみの関係について答えてください。
- 主応力、主応力面とは何か?
- 降伏とはどういう現象か?
- 不静定構造物の解析手法で知っているものを答えてください。
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水理学
- ベルヌーイの定理とは何か?
- 完全流体、不完全流体とは何か?
- 不完全流体を表す方程式を答えてください。
- 比エネルギーとは何か?
- 限界水深の求め方を答えてください。
- レイノルズ数と層流、乱流の関係を式、数値を用いて説明しなさい。
- 常流、斜流、限界流とフルード数の関係を式、数値を用いて説明しなさい。
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土質工学
- 橋脚の橋台の基礎には何が使われているか(基礎の形式)。
- 基礎の分類を答えてください。(直接基礎、杭基礎など)
- 圧密とは?
- 圧密と圧縮の違いを答えてください。
- クーロンの破壊基準について式、グラフを用いて説明しなさい。
- 杭に対して土が相対的に動く現象を何と言うか。
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一般的なことについて
- 他の大学を受けているのか。
- 不合格だったらどうするのか。
- 最後に土木工学に対してあなたの思っていること、また意気込みを聞かせてください。
物理工学科
面接が1人でも始まると、待合室での会話、携帯電話など通信機器の使用、待合室の出入りなどが禁止されます。面接が最後の方になるとすごく待たされるそうです。ですが面接順はコース別なので、早く願書を出しても待ち時間が短くなるわけではありません。控え室から面接会場までは、一人ずつ連れて行かれます。部屋のドアは向こうで開けてくれます。
面接は一人約10分。控え室で事前に簡単な説明があります。面接官7人でした。平成15年度受験者の多くが聞かれた内容として、
- 「京大に入ってやりたいことを3分程度で述べてください」
- 「試験のできはどうだったと思いますか」
- 「勉強以外で、高専時代にやり遂げた活動はありますか」
など。私の場合は他に
- 「人前で話をするのは苦手ですか」←しゃべるのに失敗したら言われた
などなど。
そして結構答えた事に対して、突っ込んでくるというのが私の印象です。質問に答えると、それに関して、また答えるとまたそれに関してっていう形で、質問攻めにあうかもしれません。物理工学科は、面接官より立派な、社長の座るような椅子で面接しました。時間もストップウォッチで、厳密に測っていました。
エネルギー理工学コースを受験する方は、面接で希望のサブコースを聞かれます。今年「どちらかと言えば~コースです」と面接で言ってしまい、気がついたらそのコースになっていたという人がいます。きちんと考えてから行きましょう。
電気電子工学科
電気電子工学科(以下電電)に平成16年度編入合格した者の体験談です。私が受けた質問は大分けして以下の三つでした。
- 「志望動機はなんですか?」
- 「京大への編入は入学した後が大変ですけど、頑張れますか?」
- 「試験のできはどうでしたか?」
同じ電電の合格者に聞くと、みんな大概同じことを聞かれているようです。ですが、平成15年度までとは質問の内容が違っているので、一概には言えません。まぁ、面接の受け答えが結果に反映されるような素振りではなかったので、気分を楽にして受けましょう。ポイントは、各試験科目ごとの出来を自分で把握しておいて、正直に話すことだと思います。
情報学科
情報学科の面接は、平成15年度はありきたりのことばかり聞かれたそうです。
- 「志望動機はなんですか?」
- 「卒業研究は何をやっていますか?」
- 「試験のできはどうだったと思いますか」
などだったそうです。