京都大学高専会
体験記(ナマケモノ)

ハンドルネーム

ナマケモノ

編入学年度

平成31年度

京都大学での学科・コース

地球工学科

出身高専・学科

鈴鹿高専機械工学科

高専時代の順位

  • 1年:1番
  • 2年:1番
  • 3年:1番
  • 4年:1番
  • 5年:1番

他大学の受験状況

  • 大阪大学基礎工学部:合格
  • 名古屋工業大学:合格
  • 鈴鹿高専専攻科:合格

編入の勉強を始めた時期と勉強時間

TOEIC対策が3年の夏休みぐらい(真面目にやっていたとはいえない)

本格的なスタートは4年前期ぐらい

一般科目の勉強

英語

Duo3.0で単語を覚えた後で、TOEICの公式問題集(東北大学(出願のみ)と専攻科用)とTOEFLの公式問題集をやりました。

数学

なぜか、まず大学入試用の本で基礎を身につけようし、それをやり出す。その後編入過去問演習で勉強した後に、京大の過去問を解いた。(阪大終わってから過去問を解き始めた)

物理

大学入試向け問題集(物理重要問題集、数研出版)(あまりのやる気のなさに見かねた父親が買ってきたから本名が間違えているかも)をやった後、京大の過去問をやり出す。(過去問の解き始めたのは阪大の後)

化学

高校の教科書の暗記ののち、大学入試向け問題集(化学重要問題集、数研出版)を勉強し始める。(4年の12月ぐらいだったはず)京大の過去問を何年分かやって高校化学のみでは解けないとやっと気づいた僕は大学の有機化学のみをやることにした僕は春休みぐらいからマクマーリー(概論)で独学を始める。大学の化学熱力学もやることにし、アトキンスで勉強し出す。(5年になってから)阪大終了後は京大の過去問も同時平行でやり出す。

専門科目の勉強

勉強方法がわからなかったので、ネットサーフィンで拾ってきた口頭試問の問題に対する答えを準備した。勉強方法がわかっていれば、口頭試問で死ななかっただろうに...

お薦めの参考書

数学

編入過去問演習

物理

物理重要問題集、数研出版

化学

高校の教科書

マクマーリーの有機化学(概論)

アトキンスの物理化学(上巻)

TOEFLの点数

58(R:15,L:11,S:14,W:18)

編入試験の出来

一般科目

  • 数学:7-9割
  • 物理:7-9割
  • 化学:5-8割
  • 専門(口頭試問):死亡

面接(口頭試問)

形式

まず志望動機等について聞かれる。それが終わると、口頭試問が始まる。口頭試問では力学、熱力学、電磁気学の問題が出題される。面接室に入ると6人の面接官がまえにいて、机には力学の問題用紙、熱力学の問題用紙、電磁気学の問題用紙が表紙の下に置いてある。机には鉛筆もあるが僕は一切使用しなかった。ホワイトボードを用いて説明を行うことができる。全員の口頭試問が終了するまで帰れません。

聞かれたこと

志望動機

どのようなものを作りたくて、そのものはどのような点でイノベーションを要するか

基礎知識、思考力のうち何が将来必要か具体的に述べよ。

円錐面でのボールの運動の特徴を述べよ。

釣り合い式と成立する保存則(摩擦なし)について述べよ。

摩擦ありでの運動について考察せよ。

フェーン現象とは(断熱条件下、原理も説明する)

ふもと→山頂→ふもとの系でのエントロピー(常に空気のみのと、空気が湿っているものについて)

おもりに磁石を使用した振り子での運動の特徴(銅板ありと銅板なし)

IHの温め方を説明せよ。

IHの出力を変えるにはどうするか?

最後に一言ありますか。

緊張しましたか。これで面接を終了します。

(退室後)よし今から反省会しよう。

コメント

難易度が僕の個人的な見解では1日目の物理の試験よりも難しかった。緊張もあり、赤点が付くような解答しか僕は出来なかったが、合格したことから考えると合否への影響力は小さいかもしれない。個人的には反省会の内容も聞きたかったですが、すぐに控え室に誘導されたので、一切聞けませんでした。この面接では医学の知見に基づいて正確に受験生の実力を測ろうとしていたと思う。(面接のチーフと思われる人物は医師免許保持者(気になる人は京都大学 物理工学科 医療工学 医師とgooてください。一番上のサイト等に詳しく書いてあります))僕は面接中ただただ怖かったが、アクティブラーニングの楽しさも実感した。(入学後にこんなリッチな授業はありません)控え室では職員の方がいろいろな話をしてくれたので、時間がすぐに過ぎました。

志望動機

研究がきちんとできそうな所(お金持ちそうな所)(東大、京大、東工大、阪大、名大、東北大)(これらを以下難関大学とする)にできたらいきたいと思った

東大は入学出来たとしても、僕はナマケモノのため入学後が大変な東大には行きたくないと考え、除外した

東工大は、京大より評価が低いのに難易度が2番手なので除外した。(当時4年生だった僕は東大と東工大では受験者間で競争があると考えた)

定員を割れていることを根拠に京大に編入で行く難易度が高くないと判断した4年生の4月の僕は、目指すだけなら、京大でもよいのではないかと考えて受けることにした。(落ちても他の難関大学に行ければいいと思った、どちらかというと大学編入はガチャに近いと思っていた)(数を受けておけばどこかは受かるだろう)

面接では、これよりはきちんとしていそうな理由を志望動機にしました。

受験生へ

上記のような志望大学の選び方はやめましょう。

勉強方法についてはこれは最適解ではないと思う。よってあまり参考にはならない。

滑り止めについて

どうしても難関大学に行きたかった4年生の夏休みの僕にとって、京大受験までに難関大学の合格通知を入手したかった。しかし難関大学のうち京大受験(8月の終わり)までに通知を入手できるのは、東大と阪大の基礎工のみだった。東大を除外した僕にとって阪大の基礎工を受ける他なかった。

また、科目が似ている難関大学について調べると東北大(英語:TOEIC、数学、物理、化学、面接)が最も適していると結論付けられた

さらに、家からも近く、阪大と教科と時期がある程度被っている名工大と内部進学可能な専攻科をいれて一覧を完成させた。

単位認定について

事実上35単位認定されました。しかし、これは内部生と比べて明らかに少ないので今頑張って単位を取りに行っています。

過去問等について

https://drive.google.com/folderview?id=1mdS9FptPph0UtWn9Z2K7ozMuFB-9-0Cw にのせているので気が向いたら閲覧してください。

2019年08月04日 by ナマケモノ