京都大学高専会 - 体験記(Sky_Hayabusa)

ハンドルネーム

Sky_Hayabusa

編入学年度

平成22年度

京都大学での学科・コース・サブコース

電気電子工学科

出身高専・学科

長岡高専 電気電子システム工学科

高専時代の順位

  • 1年:15番
  • 2年:5番
  • 3年:3番
  • 4年:1番
  • 5年:1番

他大学の受験状況

  • 豊橋技術科学大学 電気電子工学課程:合格

編入の勉強を始めた時期と勉強時間

 受験を意識し始めたのは四年の冬頃で実際に勉強し始めたのは冬休みからです。勉強時間は日によってまちまちで平日は0~4時間、休日は3~8時間程度です。 勉強したのはほぼ数学と英語で、専門は試験前に少し、物理・化学についてはほとんどしていません。

一般科目の勉強

英語

 英語はTOEFLと聞いていたのですが、とりあえず基礎的な力をつけようと思って高校生向けの英語の参考書を勉強しました。 四年の冬休み頃から単語帳を毎日少しずつやって、それと平行して構文解釈とかを一日1~3時間ほど勉強してました。 TOEFL対策としてはネットで試験の形式を調べておいたので、試験二週間ほど前からTOEFLの模擬試験をやったりしていました 模擬試験は日本語の説明が付いてるものを一冊やってから、公式の問題集を少しやりました。

数学

 数学については、大日本図書の教科書5冊(応用数学まで)の問題は受験勉強に入る前にすべて終わっており、問題集の方も大部分やってありました。 また、高専の数学についてもIとIIはほとんどやってあったので、徹底演習を冬休みから初めて春休み半ばまでにすべて終わらせました。 その後は、サイエンス社の院試問題集を借りてきて自分の分からない問題を選んで勉強してました。ただ、五月以降はTOEFL対策のためにほとんど数学は勉強していません。

物理

 力学についてはもともと得意だったので、あまり勉強しませんでした。ただ、授業中に応用問題を自分で適当に作って解いたりしました。 電磁気学については、電気科なので特に勉強していません。過去問を数年分解きました。

化学

 過去問を見てもまったく分からず、あきらめました。勉強していないです。

専門科目の勉強

電気数学

 名前は電気数学ですが、中身は完全に複素関数論です。この分野に関しては完全に独学でしたので。大日本図書の応用数学と徹底演習で勉強した後、 図書館で複素関数論と名前の付いた本を借りてきて勉強しました。

電磁気学

 電磁気は得意でしたので特に勉強していません。学校の教科書と、三次元空間における問題を練習しておけば良いと思います。

電気回路

 これも電気科の基礎科目でしたので特に勉強していません。

電子回路

 電子回路は増幅器についての問題が頻出なのでそこを重点的に復習しました。

論理回路

 難しい問題も出るので、図書館で演習の本とかを借りてきて応用問題を勉強しました。

電気材料

 暗記教科で苦手でしたので、頻出の液晶や太陽電池、半導体などに限って覚えました。ただ、授業中に大切なところだけは覚えてました。

お薦めの参考書

  • 大日本図書の教科書・問題集及び高専の数学問題集
  •  自分の高専では大日本図書が指定教科書でしたので教科書はこちらで勉強しましたが、どちらでもいいと思います。ただ、問題集に関しては両方やった方が良いと思います。

  • 物理学 小出昭一郎 裳華房
  •  力学・波動はこれが指定教科書でしたのでこれで勉強しました。この本に書いてあることを完全に理解できれば十分だと思います。

  • 電気磁気学 石井良博 コロナ社
  •  電磁気の本です。最初はベクトル解析を使わないで、物理的意味をよく理解できるようになっています。電磁気の最初の一冊にオススメです。また、本文・例題は易しいですが演習問題は結構難しい問題もあります。演習問題を一通り出来ればかなり問題を解けるようになっていると思います。

  • 詳解演習シリーズ 後藤憲一 共立出版
  •  どこの高専の図書館にもあると思います。茶色のハードカバーで問題が非常に多く載っています。物理で分からない問題があったらこれの物理学演習か、力学演習、あるいは電磁気学演習を開けばほぼ必ず載っています。ただ、電磁気についてはベクトル解析を使っているので、ベクトル解析を知らない人には回答を見ても分からないと思います。

TOEFLの点数

46(R:13, L:8, S:13, W:12)

 受験時に知り合った人達はTOEFLのスコアは、留学生は70~90といっていましたが、他の人はだいたい40点台でした。 なので英語ではあまり差は付かないと思います。

編入試験の出来

一般科目

  • 数学:6~9割
  • 物理:7~9割
  • 化学:0割

専門科目

  • 電気数学:10割
  • 電磁気学:10割
  • 電気回路:6~7割 二問目が途中までしかできませんでした。
  • 電子回路:10割
  • 論理回路:6~7割 時間が足りなくて最後まで出来ませんでした
  • 電気材料:10割 たまたま授業で印象に残っていたところでしたので出来ました。

面接と口頭試問

形式

 面接は、専門の試験が行われた部屋に全員が集まって、一人ずつ呼び出されたあと、廊下で順番待ちをしてからでした。 面接の部屋は普通の会議室といった感じでしたが、面接官は前後に四人ずつで八人居ました。

聞かれたこと

  • 志望動機について
  • 試験の出来について
  • (化学を白紙で出したので)高専で化学の授業はないのか?
  • 他大学の受験状況について
  • 合格したら来るか?
  • 単為認定次第で卒業まで三年かかるかもしれないけど知ってる?
  • 院進学の意志(博士課程も含めて)
  • 院に行くなら英語が大切だけど何か自主的に勉強しているか?
  • 卒業研究について
  • サークル活動(部活・学生会)等について
  • 大学で何をしたい?(大学は何をするところだと思う?)
  • 高専と大学の違いって何だと思う?

コメント

 志望動機をすらすらと述べたら「志望動機を言う練習してきたの?」と聞かれて驚いてしまいました。

 最後の二問についてはあまり良い返答は出来ませんでした。

志望動機

 自由な校風に惹かれることと、興味のある研究分野で有名な研究室があったからです。あとは、おもしろい人が居そうというのも動機の一つです。

受験生へ

 TOEFLは早めに受けましょう!!自分の高専では出願時にTOEFLスコアを提出しなければいけないという情報が先生方にも伝わっていなかったのでかなり困りました。 今回は試験時の提出が認められましたが、来年度からは一切認めないとのことですので、確実に間に合う四月半ばまでには受験した方がいいと思います。 京大の試験は、基礎を完全に理解してないと解けないので、疑問点を一つずつ解消していくようにしましょう。

2009年9月10日 by Sky_Hayabusa