ハンドルネーム
baron
編入学年度
平成21年度
京都大学での学科・コース
情報学科 計算機科学コース
出身高専・学科
福井高専 電子情報工学科
高専時代の順位
- 1年:1番
- 2年:1番
- 3年:1番
- 4年:2番
他大学の受験状況
- 筑波大学:合格
- 豊橋技術科学大学:合格
編入の勉強を始めた時期と勉強時間
英語の勉強は4年の5月前後から少しずつ。物理が4年の夏休みで力学から、数学は4年の冬休みから、専門は5年のゴールデンウィーク終了後で化学は8月から。過去問の入手・分析は4年終了後の春休みを利用して行いました。参考書を買っていたのはだいたい4年の2月頃までで、そこから実際の試験までは同じ本を何度もしていました。英語は基本的に毎日勉強してでTOEFL試験は5月17日に受験。TOEFL対策は3月頃からしました。3月終わりからTOEFLまではほとんど英語の勉強しかしていません。だいたい英語と数学もしくは英語と物理のセットで勉強しました。
一般科目の勉強
英語
単語・リスニング
速読英単語の入門編を普通に読んだ後、必修編を5週ほどした後にTOEFL用の単語帳と速読速聴英単語Core1900という本を併用しました。それぞれの本付属のCD、付属していない本はCDを別途購入してリスニングの勉強にも利用しました。
長文
基礎英語長文問題精講と過去問に取り組みました。速読英単語に慣れた頃に勉強を開始しましたので、特に苦もなく長文に取り組むことが出来たと思われます。構文や文法は何もしませんでしたが特に長文に苦労はしませんでした。
TOEFL
TOEFL対策は約2ヶ月程度、急ピッチです。まず単語帳を真ん中ぐらいまでやりつつ、リスニングの勉強をします。その後ライティングとスピーキングを毎日少しずつ取り組みました。リーディングは勉強しなかったので、点が取れませんでしたが、他の3つはそれなりでした。
数学
参考書や過去問を利用して冬休み頃(12月終わり~1月中旬)から少しずつ解きました。基礎的なことを忘れていたので教科書や自分のノートを併用して解きました。明解演習は全部はやらず、少し読んだだけですが残りの本は全部やりました。複数回やることが大切だと思います。極めるシリーズと高専の数学問題集は2回程度やりました。
物理
参考書をローテーションで少しずつ。正直、基礎物理学演習はいらないかな?問題も変わってるのたくさん混じっているので、あまりよくわかりませんでした。どちらかと言えば、ファイリングノートの方を主に使いました。基礎的な所は高専の応用物理(教科書)とマセマの本で補いつつ問題演習を重ねました。
物理が苦手なので、一番時間をかけました。
化学
二週間ぐらいしか勉強してないのでアドバイスは出来ません。
とにかく過去問を解いてわからない言葉を調べる、解けそうな問題だけ解き方を覚える。この2つの繰り返しでした。そこら辺に普通に売っている高校生向けの化学の本で勉強しましたがとにかく時間が足りませんでした。
専門科目の勉強
プログラム
得意なので、何も勉強していません。強いて言えば過去問を解いたのとC言語やJavaのアルゴリズムの本を読みました。
論理回路
自分のノート、論理回路の教科書、コンピュータアーキテクチャの教科書などを読んで復習。その後は「論理回路概論」という本で、同時簡単化だけ少し補いましたが今年は理論的な基礎問題ばかりで役に立たなかったかもしれません。得意分野なのでほとんど勉強無視?でした。
時間が足りないと思いますので、得意な専門科目は思いっきり省略しても大丈夫だと思います。なんとかなります
お薦めの参考書
勉強法の中にも少し書いてあります。
- 速読英単語、速読速聴英単語シリーズ
- 必ず覚えられるTOEFLテスト英単語3400
- TOEFL TEST対策iBT リスニング・ライティング・スピーキング
- Z会の英作文のトレーニングシリーズ3部作
- 基礎英作文問題精講
- 英作文が面白いほど書ける本(原則編)
- 高専の数学問題集・極めるシリーズのセット もしくは 徹底演習
- 明解演習 線形代数
- マセマ 演習線形代数
- ファイリングノート物理学演習
- 浜島物理I・II抗議の実況中継上
- 物理のエッセンス 力学・波動編
- 理系なら知っておきたい物理の基本ノート「電磁気学」
- 基礎物理学演習I・II
- マセマ 力学
- ファイリングノート物理学演習I 「力学」 II「電磁気学」
- 電磁気学~はじめて学ぶひとのために~
- C言語によるはじめてのアルゴリズム入門
- Javaによるアルゴリズムとデータ構造
- 論理回路の基礎(改訂版)
- 基礎情報工学シリーズ3 論理回路概論
これなしには、まずTOEFL受験すらも成り立たないので必須です。
数学は何回も解くことが大切だと思いますので、何回も解きます
得意な人はこんなにいらないと思います。
専門は好きなのを使えばいいと思います。
編入試験の出来
一般科目
- 数学:9割
- 物理:8割
- 化学:2割
専門科目
- 計算機科学概論:9割
面接(口頭試問)
聞かれたこと
- 志望動機
- 試験の出来
- 英語試験TOEFLについて感触など
- 大学でやりたいこと
- 先輩は京都大学へきてるかどうか
- 勉強は独学かどうか?
- 大学院への進学意志
- 資格試験について(持っている資格について)
- 他の大学の受験、合格状況
- 趣味、興味分野
- 単位次第で落ちる可能性について(?:たぶん聴かれた)
コメント
面接は、かなり平和な感じでした。英語のことを聴かれましたがリアクションは普通でしたので、きっとみんな同じぐらいだったのではないでしょうか。試験の出来も聴かれて普通に応えましたが、普通の反応だったのである程度合っていたのでしょう。全体的に普通の面接でした。
志望動機
- もっと勉強したいなー
- 面白そうな授業あるなー
- 面白そうなゼミあるなー
で決めました。もちろん名前もあります。挑戦してみたいという感情です。
受験生へ
英語はみんな同じぐらいだと思われるので、あまり気にしないで気楽に受けてくるのがいいと思います。化学は知りません。それよりも数学物理専門をしっかり勉強しておけば、心の余裕がうまれそうな気がしますよ。
長期戦なので、体調が悪いときは無理しない方がいいかなーと。