京都大学高専会
体験記(F.Carmine)

ハンドルネーム

F.Carmine

編入学年度

平成20年度

京都大学での学科・コース

工業化学科 工業基礎化学コース

出身高専・学科

大阪府立高専 工業化学科

高専時代の順位

他大学の受験状況

 受験していません

編入の勉強を始めた時期と勉強時間

 元々自校の専攻科へ進学するつもりでしたので、受験勉強という形ではあまり時間を取っていません。5年になって、同じ学校に京大を受験する人がいることを知ってから、少しずつ勉強を始めました。彼の存在がなければ、今の自分は無いかもしれません。夏休み前までは1日1ないし2時間、夏休みに入ってからは1日8時間程度はやっていたと思います。

一般科目の勉強

 一般科目に望みを託していなかったので、過去問を2~3年分やるだけで済ませました。本番の出来も芳しくなくて、よく通ったもんだと今更ながらに思います。私が言えるのは、「英語は勉強すべきだ」と言うことくらいです。何かにつけて苦戦を強いられます。

専門科目の勉強

 専門科目は範囲が限られています。ですから、資格試験の受験勉強でよくあるように、「過去問や例題で演習→補足で参考書を開く」と取り組めば効率的だと思います。私はそのスタンスで勉強しました。ただ、高専で受けた授業中の内容は、人に説明できる程度には理解している前提で、です。その分野に関する基礎知識が無い場合は、そうは行かないかもしれません。

お薦めの参考書

これがあったら良かったと、今更思う物

編入試験の出来

一般科目

専門科目

面接(口頭試問)

聞かれたこと

コメント

 受かったとは思えず、投げやりな受け答えをしたこともあり、面接官の先生方は笑っておられました。所々合格を臭わせる様なことを言われたことで、発表までの数日は、疑心暗鬼に陥っていました。

志望動機

 学校の先生方に尻をたたかれ受験を決めました。きっちりとした志望動機は有りません。

受験生へ

 英語はきっちりと、とは言わずもがな。私のように、よく考えずに受験される方は無いと思いますが、もしあれば問うておきましょう。「本当に京都大学を受ける必要が有りますか?」 周りの人々のモチベーションはかなり高く、特に一緒に編入した人たちと共に大学生活を送ってゆくことは、学問する上では最高の環境だと思います。が、その先に何を求めるのかが重要なことだと、痛感しています。動機付けがしっかりしていないと、編入してから憂き目を見るかもしれません。

2009年03月20日 by F.Carmine